中学校2年生 校外学習
2025年8月29日(金)に中学2年生の校外学習を行いました。中学2年はキャリア教育の一環として、姫路にある「ものづくり体験館」を訪問し、「裾上げの技術を使ったポーチづくり」、「安心紙コップホルダー」、「キャンドルスタンド」、「ライントレースカー」の4つから1つを選び、熟練技能者の指導の下、製作体験を行いました。職人の技に触れ、そして学んだことを実践する、貴重な機会となりました。
生徒の感想
私は、ものづくり体験館で「裾上げの技術を使ったポーチづくり」をしました。そこで学んだことは2つあります。まず1つ目は、裾上げの技術や、ミシンの正しい使い方です。先生が1つ1つ丁寧に教えてくださったので、とてもスムーズに出来ました。ミシンでは、まっすぐ縫うことができたので良かったです。先生はとても高速でぬっていました。(けっこうびっくりした)2つ目は、作品が完成した時の喜びです。使ったことのない技術を使いながら、先生と作品を上手に作ることができたときは、とても嬉しかったです。また機会があれば、ものづくり体育館に行きたいなと思いました。
僕が作ったのは安心紙コップホルダーです。材料は板金とコップを使い、道具はハサミとハンマーを使いました。オリエンテーションの時、ハサミとハンマーだけでどうやってつくるのだろうと思っていましたが、講師の方が詳しく作り方を教えてくれました。その中でハゼ組みという工程が一番すごかったです。ハゼ組みは、接着剤を使わずに鉄板をくっつける板金加工のことです。接着剤を使わずに作るのはすごいなぁと感じました。今回の体験を将来の仕事のを考えるときに活かしていきたいです。
僕が今回の体験で作ったのは、ライントレースカーです。使った道具は、半田ごて、ニッパー、ドライバーです。作る前ははんだ作業が一番難しいと思っていましたが、案外モーターを取り付けるネジの作業が難しく、一人でやるのに手こずりました。4つのグループには、講師の方が一人ずつついてくれて、作業の手助けや確認をしてくれました。講師の皆さんはとても優しく、子どもたちにも自分の仕事に興味を持ってほしいという思いが伝わってきました。知らない仕事を知る、良い経験になりました。
私はキャンドルスタンドを作るのを体験したのですが、簡単そうな見た目に反して難しく、想像以上に力が必要で、苦戦しました。使った工具もそれなりに多く、キャンドルスタンドという一つの小さなものを作るのにもたくさんの手間がかかっているのがわかりました。特に難しいと思ったのは、金属を曲げる工程と、三本の針金をねじって曲げて出来た円の、余分な所を切る工程です。金属を曲げる時に、綺麗な円にできなかったり、白鳥の首のような緩やかな曲線にしたりするのが難しかったです。針金のほうは、一本なら切れたのですが、三本、それもねじれているため硬すぎて切れなくて、講師の方にお手伝いしていただきました。この体験でものを作ることの大変さを学んだため、これからは物を大切にしようと思います。





