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高1 グローバル理系 HONDA 出前授業

2022年12月15日(木)の午前中、グローバル理系コース1年生は、学校法人ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関西より講師の方をお招きし、出前授業をおこなっていただきました。

1時間目 燃料(水素)電池と燃料電池自動車

1時間目に、次世代のエネルギーである燃料(水素)電池の説明と燃料電池自動車のお話をしていただきました。また、水から水素を取り出し、水素と酸素を化合させた時に発生する電気で模型を動かす実験も行いました。

〈生徒の感想〉

水素エネルギーの車はエンジンに水素を入れて爆発させた力で走る物だと思っていてとても危険な物だと思っていました。

しかし、本当は水素と酸素を化合した時に出る電子エネルギーを利用した電気自動車だと今日の話でわかりました。

遠い未来には水で走る車ができると思うと胸が少し騒ぐ感じがします。

以前一度だけ水素版のガソリンスタンドを見たことがあり、なんだろと思って調べたことがありました。

今日話をきいて、さらに詳しく燃料電池自動車の原理を理解することができて嬉しかったです。

2、3時間目 探究授業

2、3時間目に「未来の自動車社会を考える」をテーマに探究授業をおこなっていただきました。SDGsとHONDAの取り組みを例に、事前に取り組んだ課題を元に生徒たちが意見を出し合い、まとめのあとに発表しました。

〈生徒の感想〉

様々な疑問を深掘りして考えていくということを、これまでしてきたことがなくて、新鮮で面白かったです。特に、楽しかったなと思った点は、自分たちで考え出し合った意見を共有して、まとめて発表するということです。

それぞれ個人で出し合った意見をみんなと共有することで、自分の意見に対しての疑問や相手の意見に対しての考えが生まれました。話し合いすることによって、自分の考え方も変わり、頭を柔軟に使うことができるようになったと思います。

グループワークで、付箋に考えを書き、模造紙にどんどん貼っていく形のディスカッションが自分は得意かもしれないと思いました。ただ今日一回も発表しなかった事がとても後悔しています。

自分の言葉で発表したい事があってそれを追加したらグループの意見がもっといい発表になったかもしれないと思うととても残念です。これを糧に今度グループワークで発表があったら自ら発表したいなと思いました。

4限目 進路探究授業

4限目は、進路探究授業をおこなっていただきました。現在もHONDAで働いておられる講師の方が、「仕事とは」、「働くとは」をキーワードに自身の高校時代の経験や進路を決定していく方法などを話していただきました。


〈生徒の感想〉

私は誰かの役に立って喜んでもらったり、周りの人の笑顔を見ることが好きです。仕事って大変そうなイメージが強かったけど、最終的には誰かの役に立てているんだと思うと働くって良いことだと思いました。

私は成功の反対が失敗だと今まで思っていたので失敗を恐れて何もしないことが多々ありました。ですが、成功の反対は何もしないことだと今回の研修で気付きやってみたいこと、いろんなことに挑戦してみようと思いました。

進路に関する話では、企業で働いている人ならではの話をたくさん聞くことができてとても勉強になりました。特に印象に残っているのは、「自分のやりたいこと、得意なことを職業にして欲しい」ということです。

働いている人の中には、自分のやりたかった仕事、好きな仕事をしている人がたくさんいる一方で、あまりやる気のない仕事についている人もたくさんいると思います。

どちらの人も同じように仕事をして、同じ給料をもらっていたとしても、やはり自分の好きを仕事にしている人の方が輝いて見えるし、ずっと楽しそうだと思います。

私はもう将来について明確な目標は立てていますが、考えてみればそれは私の興味のある分野だったなと思いました。

今回の授業では、ホンダの技術を知るとともに、将来について考えるとてもいい機会になりました。講師の方の体験談を心に留めて、将来について何か選択するときにまた思い出したいと思います。

今までの進路に関する話より、講師の方の立場が違うためか、いつもとは少し違ったニュアンスのお話を聞くことができました。

お金が稼げる、他の人に誇れるなどの理由から将来就きたいと思う職業を決めるのではなく、自分の好きなこと、得意なことから考えていくことが改めて大切だと感じました。この先いつかは職業選択について考えていかなければならないので、今回のお話を通して今考えている将来のことをもう一度見直してみようと思いました。

今日の授業を受けて今の自分に足りないものがたくんあると感じました。将来就きたい仕事を探して今の自分にできることは勉強をすることだと感じました。

授業を振り返って

探究授業のグループワークでは活発に取り組んでくれ、生徒たちのいつも見せる顔と違った顔を見られる良い機会となりました。

また、感想を読んでいると、「仕事や働くということにより真剣に考える機会になりました」などの意見がいつもより多く、担任としてうれしく感じました。

神戸まで足を運んでくださり、4時間の授業を行ってくださいましたホンダテクニカルカレッジ関西様、本当にありがとうございました。