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仏教×SDGs2023開催されました!

龍谷総合学園の「仏教×SDGs2023」が、去る8月23日~25日、京都本願寺「聞法会館」で開催され、北海道から九州まで全国26の建学の精神を同じくする学校のうち15校から参加した高校生たちが「食と宗教」をテーマに協議を重ねました。

自己紹介を兼ねた各校の食文化に関するレポート発表で始まった後、学校の枠を超えたグループに分かれ、御講師の先生がたや大学生サポーターも交えて、学び合い話し合いました。

初日夜には、SDGs公式カードゲームでSDGsそのものへの理解を深めました。2日目には相愛大学井上先生から「食と宗教」講演をいただいた後、曹洞宗典座、吉村先生から「精進料理」の講演をいただきました。食材選び・調理から実食のマナーまで含めて、その背景になる宗教性を含めて「精進料理」だと教えていただきました。仏教における食の考え方にはSDGs達成の大きなヒントがありました。

昼食ではカレーとナンを世界各地の食習慣の一つである「右手だけで食べる」ことに挑戦しました。<br/ class=”sp”>グループワークでは、「SDGs弁当」企画を立てることがテーマで、何に配慮して、どこまで深く考えて企画できるかを競うことになりました。

最終日のポスターセッションでは、グループメンバーの出身地の食材、環境に配慮した食材から什器までの工夫、講演をヒントに取り入れるなどのアイデアが盛り込まれ、プレゼンテーションでも寸劇を取り入れたり、発想のすぐれたものばかり発表されました。

世界の食文化には宗教的な背景や哲学がかならずある。SDGsの目指す「誰ひとりとして取り残さない、持続可能な世界」を実現するために、私たちはどうするのか、ということを深く考える研修となりました。

神戸龍谷高等学校からは、2年生森安一心くんが参加し、充実した交流を実現できたようです。

(本願寺新報 第3494号 2023年9月10日付け)

[当日の様子]